1話
新羅第24代王、チヌン王ことサムメクチョンはその幼さゆえ、母・チソ太后が国や政治の主導権を握っていた。
チソ太后は幼い頃からサムメクチョンを王宮の外で暮らすように命令しており、サムメクチョンは世間に顔を明かさずにひっそりと暮らしていた。
人と関わることを避けていたサムメクチョンは、ある日街頭で人を集めて話しているアロの話を聞いているうちに、彼女に興味を抱く。
そんな中、チソ太后は新羅とサムメクチョンの未来のため、王の影の親衛隊<花郎>を作ろうと考える。一方、貧しい村で暮らすムミョン。
家族を捜したいという親友のマンムンと共に都へ向かう。
2話
ひょんなことから気に入られたアロ。サムメクチョンから眠りにつくまで物語を読み聞かせて欲しいと多額な報酬渡され仕方なく引き受ける。
その頃、ムミョンは貴族との戦いに巻き込まれ、親友のマンムンを助ける。
しかし、「サムメクチョンの顔を見た者を殺害せよ」というチソ太后の指示によってマンムンは禁衛将に追われた結果ムミョンとマンムンは深手の傷を負ってしまう。
その頃アロの父アンジが山中でマンムンとムミョンを発見したが、マンムンは直ぐに亡くなる。
アンジの介抱で一命をとりとめたムミョンは、マンムンを殺害した者への復讐を誓う。
3話
チソ太后は花郎を集める触れ書きを貼り出し、都は大騒ぎ。
アロはファランに相応しいイケメンな貴公子の調査を任され情報を報告する。
一方、パク・ヨンシルは花郎の創成に反対だが、王の許可が必要だとチソ太后に強く迫りサムメクチョンを誘い出そうと考える。その最中、アロの父アンジはムミョンを追っ手から守る為、亡くなったソヌ(マンムン)の名を名乗りアロの兄として生きることを提案する。
家族思いだった親友・マンムンのため、ムミョンはアロの前で兄・ソヌのふりをし始める。
4話
サムメクチョンは偶然を装いアロの自宅を訪問。
アロはサムメクチョンが真興<チヌン>王であるとは考えもせず、世間に姿を現わさないチヌン王の気持ちが少しは理解できると心中を吐露する。大臣たちが花郎の創設に猛反発する中、花郎の長として命を受けたウィファはスホとパンリュにとある罠を仕掛ける。
その頃サムメクチョンはジディの偽名を使い、ウィファに会い、「ソチ太后を倒すために花郎になりたい」と伝えた。
そんな最中、王の生誕を祝う儀式が行われている群衆の中に、ソヌ(ムミョン)はマンムンを殺害した禁衛将(クミジャン)を発見し、ソチ太后の面前で禁衛将に歯向かう。
5話
パンリュは実の父親の惨めな姿に衝撃を受け、花郎となり権力を持てと言った養父・ヨンシルの言葉に従うことに。ソヌ(ムミョン)もチソ太后の命令により、亡きマンムンのためにアロやアンジを守りたいと花郎になることを決心。
アロがソヌに文字の読み書きを教えていると、ソヌはアロになぜか胸がドキドキしてしまい戸惑いを感じる。一方、ジディ(サムメクチョン)はこの国を変えたいという本音をウィファに明かし、花郎となることを許可される。
そんな中、ソヌとジディは花郎の蹴鞠試合に参加することになる。
6話
花郎の任命式当日。ソチ太后は花郎達を眺め、ソヌが居ないことに気付く。
少し焦りながらソヌを待つが、その頃、ソヌとジディはアロを救い出す為ドゴの一味に監禁されていた。
奮闘の末、ジディとソヌは無事任命式に現れ、ソチ太后を驚かせた。
その後、花郎達は居住地である仙門(ソンムン)に入所する。風月主(プンウォルチュ)と命名された花郎の長ウィファは花郎たちにお酒を酔うまで飲ませ、部屋割りを決めるくじを引かせることに。
7話
同部屋で生活を共にすることになった、ソヌ、ジディ、スホとパンリュ、ヨウル。
別室のメンバーは、初日の朝からケンカを始めてしまう。
ウィファは「三度不可を言い渡された者は追放」という規則を設け花郎の訓練を始める。
パンリュはソヌの追放を企み、何度も挑発を繰り返し、他のファランを巻き込む大乱闘が起きてしまう。アロは花郎のケガの治療を行う依頼を受け医者として仙門(ソンムン)に向かう。
8話
ジディに突然のキスをされたアロはソヌが来た気配に気付き、急いで医務室に戻る。
アロとジディの間に妙な空気が流れていることを察し、ジディを殴り「妹に近づくな」と警告するソヌ。
ジディは少しもへこまず、アロが好きだとソヌに告げる。そんな中、花郎たちは「道徳経」を課題とした初の試験に臨むことに。
仙門に是が非でも残るため、ソヌは全力で合格を目指す。
9話
アロの母の命日だと聞き、ソヌはその夜眠れずにいた。
ヨウルの情報で仙門(ソンムン)の警備が手薄になったことを知ったソヌはアロの家に向かう。同室の仲間たちも街へ出掛ける。アロはソヌの帰宅を喜ぶ一方、ソヌは生前の母について何も覚えていないことを告げると勘の鋭いアロは、ソヌ(ムミョン)が実の兄ではないことを疑い始める。しかし、アロもソヌに対し好意を抱いていたため、兄でなければいいのにと期待する。一方、一人で街を歩いていたパンリュを兄のスホだと見間違えてしまった妹スヨン。
10話
ソヌはマンムンが殺害された理由を知り、王への復讐を企む。
その頃、ウィファは、中秋の祝宴で花郎の公演を見せると宣言をするため、チソ太后と族長たちに会いに行く。そこに群舞と楽の師匠として仙門にソヌ(ムミョン)とマンムンの養父ウルクを招待する。アロは養父・ウルクに本当の兄について尋ね、その後ついに正体を問いただされたソヌは自分の本当の姿を話すことに。
実の兄・マンムンの死を知ったアロはソヌを恨むが、同時にソヌが実の兄ではないことに喜んでしまう。そんな自分にアロは、自己嫌悪に陥り、一人泣く。
ジディはそんなアロを見かける。
11話
花郎たちが群舞と楽の練習に勤しむ中、パンリュは養父・ヨンシルと実父・スホから祝宴を失敗に終わらせるようにと命じられ、複雑な気持ちを抱えていた。
指導係の一人であるスンミョン王女は達者な武芸の実力とチソ太后に似た冷酷さを花郎たちに見せつけ、花郎を仕上げていく。そして祝宴当日。
ヨンシルの策略によって花郎の公演は危機的な状況を迎えてしまう。
そんな最中、ジディがチヌン王であることを知ったアロ。
秘密を知ってしまったアロは禁衛将<クミジャン>に連れ去られてしまう・・・
12話
花郎たちは各自直系の部下となる郎徒(ナンド)を迎え入れる。その頃、ジディはアロが自分の正体を知った上で、今まで通りにアロに接し、気持ちを伝えていく。
最中、ソヌが弓の稽古中に落馬してしまい、アロは意識を失ったソヌの前で号泣する。
居ても立っても居られなくなったアロはその場でソヌに気持ちを伝えてしまう。
意識が回復したソヌはアロにキスをする。
13話
ソヌがアロを避けていた理由を彼女に明かし、2人はお互いの気持ちを確かめ合うことに。
そんな中、スンミョン王女はウィファを訪ね、花郎の武芸を鍛練するために誰かが命を落とすまで戦わせるように指示する。
さらにチソ太后からアロの暗殺を命じられたスミョン王女は、アロを呼び出して矢を放つ。その頃、パク・ヨンシルは仙門(ソンムン)に王の印が入った腕飾りに落ちていたことを知り、花郎の中に王のサムメクチョンがいることを知る。
14話
花中在王<ファジュンジェワン>という掛け軸を見かけた花郎たち。
ソヌが王なのではないかとの疑惑が噂される中、ソヌは親友・マンムンが殺される原因となった本当の王を捜し始める。
その頃、チソ太后はサムメクチョン(ジディ)を敵から守るためソヌを偽の王とすることに。スホを呼び出し密かに指示を出す。そして花郎同士の命を懸けた対決が幕を開けた。
本当にソヌが王なのか知りたいヨンシルはそこでスミョン王女にとある提案をする。
15話
ソヌがジディに剣を向け、おまえが王なのかと問い詰めているとアロがジディを庇い負傷してしまう。
そこからソヌの態度は冷たくなり、アロは悩む。
16話
スミョン王女を護衛しながら争いが続く南扶余を目指す花郎たち。
ソヌの冷ややかな態度にアロは傷つき、ソヌの気持ちはスミョン王女にあるのではないかと疑い始める。そんな最中、花郎の前に盗賊団が現れるが、その正体が貧しい農民だと気付いた花郎達は贈物を授け彼らを逃がす。
贈物が奪われたこの状況に、スホは新羅に戻ることを提案するが、スミョン王女は旅を続ける決断をする。
やがて花郎達は南扶余の王子・昌(チャン)に会うことに。
17話
王子・昌は新羅との同盟について説明するが、国と国の平和は婚姻で成立するべきだとスミョン王女に告げる。
戸惑うスミョン王女をからかう昌は、二つの国が和親へと向かうためにはスミョン王女の決断次第だということを告げる。その頃、アロは新羅の難民である子供の傷を手当ていると泥棒の仲間だと誤解され、アロだけではなく、助けに来た花郎達も捕らわれてしまう。
一方新羅では、花郎の中に王になれる器の人材が存在するのか?ということをソチ太后、フィギョンとウィファで話し合っていた。そしてスミョン王女は投獄され、昌は花郎の中に王がいるという情報を得る。
昌は捕らえていたアロを連れ出し、王が名乗り出なければ命はないと脅迫する。
そこで窮地に立たされたソヌは、新羅の王として、民のためにも強固な態度で話すことに。
真の王であるジディは激しく葛藤するが…。
南扶余での騒動が新羅にも伝わり、チソ太后が動き始める。
18話
自分が王だと名乗り出たソヌは昌に、一対一の剣術対決を提案する。
卑劣な昌は、剣術対決直前に臣下にソヌを斬りつけることを命じ、怪我をするソヌ。しかしそのような状況にもかかわらず、ソヌが勝つ。ソヌに負けを認めた昌は、新羅と闘わないことを誓い、スミョン王女とファラン達は新羅に帰れることに。
ソヌとジディはアロ救出のために残り、救い出したが、兵士たちに見つかってしまう。
往生際の悪い昌がソヌを矢で狙うが、他の花郎たちが救助にやって来て無事に助かる。そして無事に全員帰還するが、チソ大妃は民衆がソヌを新羅の王として認め始めたことがもどかしく感じてしまう。
その後ソヌは、アロに愛の言葉を囁きながらキスをする。
19話
ジディは王らしくない自分を責め、アロに駆け落ちを提案する。しかし、そんなことで王座から逃げるのかと問われ、さらに落ち込んでしまう。
スミョン王女は、そんな様子のジディを兄のサメクチョンだと思い始める。その頃、ソチ太后はサメクチョンを守る強行突破作戦を始める。
20話
花郎メンバーもソヌが王だと信じ始めていた頃、ジディはヨンシルの邸宅に忍び込み、失くしていた腕飾りを取り戻し自分の正体を明かす。
ソヌとジディは、真の王と偽の王という立場での殴り合いになるが、ソヌはジディが民衆が幸せになれる国を作りたいこと望んでいることを知る。そんな中、アロはヨンシルの家に大量の治療薬が運び込まれていることを知る。
不審に思ったアロはウィファにその件を伝えることに。
21話
風月主ウィファがおとりになり、ヨンシルの自宅に潜入したソヌたちは、ウィファととパルリュの助けによって薬材を運び出し疫病で苦しむ賤民の村に渡す。
アロはウォナという役目に任命されるが、目障りになれば消すと脅迫され、生き残ることを誓う。アロをその役目から遠ざけるため、ソヌとジディは奔走する。
22話
その頃、父からの命令でソヌを殺せと言われたタンセ。
指示を受けて毒を塗った剣でソヌを殺害しようとしていることを知ったハンソンは、ソヌを庇い、絶命する。そんな中、ジディはソチ太后と大臣たちの前で自ら王であることを告げる。
花郎達はジディが真の王だと知り驚きを隠せないでいた。
23話
ソヌとジディはお互いに刀を向け合うが、お互いに殺す気は無いと話す。
24話
王として君臨したジディは改めて花郎達の前に現れる。
現在チソ太后が危篤状態であることを知らせる。とうとう、ソチ太后が真興王へ正式に譲位を行う。ジディが真興王であることに異議を唱える
人物が居たが、そこに事情を知った花郎達が現れジディを王に選び、サメクチョン王万歳と叫ぶ。