1話
着任早々、財閥3世の御曹司マンサンによる、妻ヒギョンへのDV殺人事件を担当する事になったソル。
早速現場へ向かったソルだったが、ショックで思わず遺体を動かしてしまう。
そこへやって来た法医官のボムは、ソルの軽率な行動に激怒。
ボムの一声で、ソルは事件現場から追い出されてしまう…。
2話
解剖の結果から、薬物の副作用による事故死と結論付けたボム。
この結論に納得いかないソルはマンサンを起訴したが、結論が出ないまま裁判は3日後に再び行われることに。
何とかマンサンの犯行を立証するべく、ソルは事件当時現場で履いていたヒールを持ち、ボムに鑑定を依頼。
ヒールからは毒物が検出され、さらにボムはヒギョンの着衣からカプセルを見つける…。
3話
カプセルから検出した指紋から、今回の事件がヒギョンの自作自演であるということが判明。
加害者と疑われたマンサンは釈放されることになる。
ヒギョンの悲しみにふれ、マンサンに、妻の想いをぶつけるソルだったが…。
マンサンを裁けず、落ち込むソルに新たな事件が舞い込んでくる。
4話
ソルのもとに来た女性チェ・ファジャ。
彼女は、夫チャン・ドゥクナムの死後、凍結保存していた精子を使って彼の子供を産んだと主張した。
しかし、ドゥクナムの親族は、ファジャが遺産目的の詐欺師だという。
墓地から掘り起こしたドゥクナムの遺体を解剖すると、他殺の可能性があることが明らかに...。
5話
ドゥクナムから薬物反応が検出される。
脳出血を隠すために、わざと過剰投与した疑惑が高まる。
病室での犯行が濃厚となり、当時の担当看護師だったスギョンに疑いの目が向けられる。
早速スギョンに会いに行ったソルはそこで、既に何者かに殺害されたスギョンの遺体を発見。
遺体から検出された指紋から、真犯人像に驚くボム。
その頃ソルは、呼び出されたファジャの元に向かっていた…。
6話
鑑定記録に不審な点を見つけたボムは、遺体の顔面復元を指示。
その結果、遺体はドゥクナムとは別人だった。
やがて葬儀社の証言で、別の場所に遺体が埋められていることを知ったソルたちは、言われた場所で本物のドゥクナムの遺体を発見する。
2人を死に追いやったのは、ドゥクナムの遺産が目的だったファジャの仕業だった。
裁判で、子供とドゥクナムとの親子関係が認められ、安心したファジャだったが…。
7話
ある部屋で腐敗した女性の遺体が見つかった。
現場に残された片方のスニーカーが、刑事スホのものであることに気づいたソルは、彼を取り調べることに。
何も覚えていないと訴えるスホだが、次々と出てくる証拠は、スホが犯人だと示すものばかり。
やがて、刑事が被疑者であるというニュースが報道され、ソルは上司から、事件の担当を先輩検事のヒョンに代えると言われてしまう…。
8話
腐敗した遺体から出てきたウジ虫を調べた結果、犯行日が2日前だということをつかんだボム。
そんな中、被害者のストーカーだった男ドフンが逮捕される。
被害者宅に現れたドフンの目的は、カメラを回収することだった。
そのカメラの映像を見て真犯人を突き止めたソルは、男が国外逃亡を図っているということを知り…。
9話
ボムに交通事故案件の解剖依頼が入る。
運転していた女性は死亡し、助手席に乗っていた恋人は手の怪我で済んでいた。
しかし解剖の結果、運転していたのは女性ではないことが判明。
恋人に会いに行ったソルは、彼が運転していたと裏付ける証拠をみつける。
一方、空港のトイレで見つかった男性の遺体。
解剖の結果、男性はMARSに感染していたのではという疑いが。
隔離された解剖室に偶然入ってきてしまったソルは、出られなくなってしまい…。
10話
成り行きでボムの助手を務めることになったソルだったが、立ちくらみを起こした弾みでメスで手を切ってしまう。
そんな中、ボムは男性の死因について他殺の可能性を示唆。
ステラたちに、死亡した男性宅の捜索をするよう指示を送るが、やがてボムとソルの身体に異変が生じ始めてしまう。
高熱で意識朦朧とする中、ボムはかつて交際していた女性のことを思い出していた…。
11話
被害者の自宅から毒物が発見されたと報告を受けたボム。
さらにその男性には多額の保険金が掛けられており、男性の息子もまた肺の疾患で治療を受けていることを知ったボムは、保険金目当ての殺人であると推理。
やがて男性の妻が、義父母宅でも料理を作っていることが分かり、ドンシクたちは妻の逮捕へと向かう。
12話
解剖室に運ばれてきた身元不明の遺体が、マ医師の自慢の息子・ソンジェであったことが分かる。
体に残された傷から、ソンジェは転落死であると断定。
しかし息子の死に納得できない母親は、ソルに捜査を依頼する。
やがて防犯カメラの映像で、ソンジェが4人の同級生からいじめを受けていることを知ったソル。
その内の一人で、大手弁護士事務所の息子・ジュナの母親を訪ねるが、捜査に協力するどころか、事務所の力を利用して圧力をかけてきて…。
13話
鑑定結果から、ソンジェが自ら飛び降りたとマ医師に報告したボムだったが、激高したマ医師はその鑑定結果を否定した。
自分の手で犯人を捕まえると仕事まで辞めてしまう。
しかしソルが見た別の防犯カメラの映像には、ソンジェが自ら飛び降りる姿が写されていた。
そんな中、真実を確かめたいソルは、ジュナが住む寮の部屋を訪ねる。
常に成績が全国一位であるソンジェに、嫉妬心を抱いていたことは認めたジュナ。
だが、殺してはいないと関与を否定した。
翌日、ソンジェの体内から薬物の反応が出たことを聞いたソルは…。
14話
体内から大量の薬物の成分が検出されたソンジェ。
その中でも特に強い麻薬成分が含まれる覚醒剤がみつかる。
国内への輸入が禁止されていたものだった。
入手ルートに疑問を抱くマ医師。
やがてその薬は、ソンジェの母が飲ませていたものだということが分かり、密売していた売人も逮捕されることとなる。
解剖室に、ヒョンの部下であるソ・ジョンミンの遺体が運ばれてきた。
早速、解剖に取り掛かろうとするボムだったが、そこへヒョンが現れ、ジョンミン殺害容疑でボムを逮捕してしまう。
15話
ヒョンは、ボムの友人だった実兄のヨンの死が、ボムによるものだと疑って止まないまま生きてきていた。
そして、ボムの恋人だったソヒと、お腹の中にいた小さな命までもを奪ったと、ずっとボムを恨んでいた。
ヒョンは、ジョンミンの死もボムの犯行だと決め付け、他の仲間の説得にすら耳を貸さずにいた。
そんな中、ジョンミンの周辺を調べていたスホ。
チャン・テジュという仮釈放中に行方不明となった男のことを知る。
その男は、安楽死に使う薬物を盗み出していたことが判明。
やがてジョンミンの遺体を解剖した別の医師から、ジョンミンが薬物投与により意識を失った結果、頭部打撲を起こし死亡したという鑑定書が届く。
この鑑定結果に、再解剖の必要性を唱えるボムだったが、ジョンミンの遺体は既に火葬されており…。
16話
遺体の写真を見たボムは、犯行後に爪が切られていることに気づいた。
かけらが落ちていないか確認するため、スヨンを現場に向かわせるものの、手がかりになるものは見つからずじまい。
そんな中、辛うじて焼け残った心臓から血液検査を行ったステラは、ジョンミンの死因が他殺だと断定する。
ボムは、現場写真の中からセロテープに着目し、検査を行うことに。
そこから、口紅の成分を検出。
ヒョンもまた、ジョンミンの携帯の通話記録を見て真犯人を突き止め…。
17話
兄・ヨンの死が、全てボムのせいだと思い込んでいたヒョンだったが、ボムから全ての事情を打ち明けられる。
ようやくヨンが自ら命を絶ったのだということを受け止め、検事を辞めることを決意する。
一方、新たな事件が勃発する。
70歳のヨム・サングが自宅の布団の中で死亡していたのを次男が発見。
家族は、お金のことを心配している。
医師に、心筋梗塞での死亡診断書を書くように依頼した長男デチョルだが、断る医師とトラブルになり、警察沙汰となってしまう。
解剖に反対する家族にて対してボムは…。
18話
解剖したサングの体からは、縛られたような跡が見つかりボムは虐待を疑ったが、死因はまだ別にあるようだった。
サングの自宅を訪問したソルたちは、次男のデシクが仮想通貨取引をしていたことを知る。
さらにサングが死亡した当日は、通貨が大暴落を起こしており、腹を立てたデシクが暴れ、サングを虐待の末殺害してしまったのだと疑い、デシクを逮捕する。
暴行は認めたが、殺してはいないと主張するデシクは、結果的に釈放されてしまう。
そんな中、ボムがサング宅から持ち帰ったネズミの死骸から、フグ毒を検出。
サングの体からも同じ毒物が出たと聞いたソルは、デチョル宅に向かい…。
19話
デチョルの妻でサングの義娘が、フグ毒を与えたことを認めたため逮捕される。
しかし、微量では死ぬまでに時間がかかることから、気になることを確認するためボムはもう一度、サングの自宅へと向かう。
一方、サングが死亡する前日、デチョルと長女ジスクが、保険金の受取人を書き換えるため、交互に保険会社に足を運んでいたことが判明する。
ヨングのやけどの跡が気になっていたボムは、豚の皮を使って実験をしていた。
その光景を見たソルは、ある事を突然思い出し…。
20話
今まさに保険金が支払われようとする中、デチョルたちの前に現れたソル。
ヨングの死亡原因は、自転車と衝突したことで起こった外因性の急性心筋梗塞であり、加入していた保険の内容から保険金は下りないことを告げると、肩を落とす家族たち。
しかし実は、自分が認知症であると気づいていたヨングは、子供たちに迷惑をかけまいと、自ら相続の手続きをしていた。
家族たちは、知られざる父親の想いに涙を流すのだった。
山中で拘束されたままの女性の遺体が見つかった。
その女性は、身元が分からないように指紋が剥ぎ取られ、体中の血液が全て抜かれてしまっていた。
ヒョンの後任であるト・ジハン検事と、一緒に事件を担当する事になったソル。
やがてこの殺人事件の犯人が、30年前に起きた未解決の連続殺人事件で、現在も逃亡中の犯人と同一人物ではないかという疑いが出てくる。
21話
30年前に起きた事件の最初の被害者、オム・ジヘの遺体を調べ直すため、スホに遺体を捜すように伝えるボム。
やがて、当時の事件担当の刑事たちの協力により、カン・チスという男が容疑者として浮かび上がる。
現在写真館を営むチスは、当時も取調べを受けていたが証拠がなく、すぐに釈放されていたのだった。
そんな中、ジヘの遺体の骨の付着物を取り出したボムは、成分分析を依頼。
一方ジハンは、事件の唯一の生存者であるギョンジャと会い、睡眠療法で犯人像を割り出そうとする。
しかしそのギョンジャが、ジハンと別れた後に遺体となって発見されてしまい…。
22話
ギョンジャの遺体から検出された油の成分。
やがてそれは、1960年代頃に使われていた古いものだということがわかる。
そんな中、ある情報から、犯人は小柄の年配男性ではないか推察するボムとソル。
一方、チスの写真館から血液反応が出たことから、チスを逮捕するジハンだったが、被害者の首に残されていた歯型と一致しなかった。
再捜査を進めるジハンは、水道メーターを調べていたところ、ある家の庭で油缶を見つける。
それは、当時事件を担当していた、チェ刑事の家だった。
23話
妻への傷害容疑で執行猶予をうけた財閥3世のオ・マンサンは、運転手への暴行容疑で再び世間を賑わせていた。
そんな中、マンサンに性的暴行を受けたという財閥グループの弁護士・ハン弁護士。
マンサンに自首しなければ世間に公表すると詰め寄るが、翌日遺体となって発見されてしまい…。
24話(最終話)
マンサンの事件について再度資料を読み直していたものの、マンサンの父親からの圧力で捜査から外されてしまったソル。
ボムは、ハン弁護士の腕についたやけどの跡が気になっていた。
このやけどは死亡前日にコーヒーをかけられたものによることが分かっていたが、検査の結果、コーヒーからある化学毒物が検出される。
この毒物が死因と特定され、ハン弁護士を襲った犯人も逮捕されることに。
マンサンは父親に助けを求めるものの、突き放されてしまい…。