<1話>
大統領夫人の部屋で銃声音が響く・・・。そんなシーンから物語は始まる。
その十二年前、ハリュは牧場で装蹄師を目指し働いていた。
そしてそこに現れたのは、幼い頃孤児院で一緒だったダヘだった。
<2話>
ダヘは幼い頃から虐待を受けていた義父に追い詰められ、ついに殺してしまう。
ハリュとダヘは遺体を隠してソウルに逃げ、二人で生活を始める。
娘のウンビョルも産まれ、家計を支えるために嘘をつきホストで働くハリュ。
ダヘも就職のため面接を受けに行くのだが、そこで靴が片方なくなってしまう。
見つけてくれたのは、たまたま面接に行く大手会社の財閥の息子・ドフンだった。
<3話>
ホストをしている姿をダヘに見られていたハリュ。
ダヘも見ていないことにしていたが、態度が明らかに冷たくなっていた。
ホストをしていることがバレているとは知らないハリュは、彼女が冷たい態度を取る原因がわからない。二人は距離を取るようになる。
<4話>
娘の幼稚園入園を機に籍を入れることを提案したが、まだ早いと断るダヘ。
一方ドフンは事故に遭い、情熱を注いでいたホッケーが出来なくなってしまう。
そこでアメリカ留学をすることになったドフンは、ダヘに想いを告白し、ついて来てほしいと告げる。
可能性を感じたダヘは、ドフンが一緒だということを隠してハリュに留学したいと伝え、ドフンに付いて行くことを決意する。
<5話>
ダヘの留学後も仕送りと生活費を稼ぐためホストを続けていたハリュ。
遠くにいる母が恋しくなり国際電話をかけたウンビョルは、ルームメイトからダヘは帰国したと聞く。
驚きながらも空港に向かうハリュだが、そこで見たのは自分の知っているダヘではなく、ドフンに寄り添う女性だった。
ウンビョルのためにもダヘを取り戻したいハリュだったが・・・。
<6話>
ドフンと共に帰国したダヘは、ハリュとウンビョルと過ごした貧しい過去を捨て、ドフンの会社に就職する。
その後課長に昇進し、ドフンの姉ドギョンと共に乗馬レジャー施設の開発を任された。
しかし、その開発予定地は、かつて殺害した義父を埋めた場所だった。
遺体があがれば大変なことになると、ダヘは何とかその計画を阻止しなければならなかった。
<7話>
義父の遺体があがり、義娘であったダヘの元に警察がやって来た。
しかし、遺体現場にはハリュの携帯が落ちていたことから、ハリュが警察に連れて行かれてしまう。
ウンビョルが6歳の誕生日を迎えた日だった。
母としての感情がまだ残っていたダヘは、ウンビョルを連れて買い物に行く。
そのときに出向いたデパートで、ウンビョルと一緒にいるところをドギョンに見られ、ドギョンはダヘに疑心を抱くようになる。
買い物を終え外に出ると、偶然にもドフンと鉢合わせてしまう。
必死にその場を乗り切ろうとしたダヘだったが、目を離した隙にウンビョルが車に轢かれてしまう。
あくまで他人を装わなければいけないダヘは、そのままウンビョルを置き去りにし・・・。
<8話>
ドギョンはダヘに裏があると踏んでいたが、ダヘの仕事の功績は確かだった。
一方、刑務所に入ったハリュは、娘ウンビョルが車に轢かれ死んだことを聞かされる。
ウンビョルを置いて去ったダヘへの憎しみと復讐心が芽生え、ハリュは猛勉強をする。
まずはドギョンに近づくことを計画する。
<9話>
ハリュと刑務所で仲良くなったサムドは、自分の担当弁護士であるジェウンがハリュにそっくりだと言う。
疑問に思ったハリュだったが、なんとジェウンは生き別れた双子の兄だった。
兄との再会の約束を取り付けたハリュ。
そして出所する日、サムドとジェウンがハリュに会うために外で待っていたところ、ダヘに命令され動いていたダヘの義兄が現れ、ハリュと間違えて同じ顔をしたジェウンを殺してしまう。
<10話>
自分のせいでなんの罪もない自分の兄をダヘに殺されたハリュは、さらなる復讐を誓い動き出す。
自らを死んだことにし、ジェウンになりすましてダヘに近づくことを計画するのである。
一方、ハリュがいなくなったと思い安心しているダヘだったが、ハリュそっくりの弁護士ジェウンが目の前に現れ激しく動揺する。
同時にドフンにもジェウンとして近づくハリュ。人懐っこいドフンはすぐにハリュと打ち解ける。
そんな中、ドフンに見合い話が出てしまう。
ダヘはなんとか阻止するため、記者会見の場で自分と結婚すると発表させようとしていた。
<11話>
会社の顧問弁護士ジェウンとして働き始めたハリュ。
顧問弁護士ジェウンのバックグラウンドについて調べていたドギョンは、死んだことになっている彼にそっくりな「ハリュ」という男の写真を突きつける。
ハリュは驚いた演技をしながら「三年前から探していた双子の弟です」と嘘をつく。
心を打たれたドギョンは身の内話としてダヘとドフンの結婚に反対しているとハリュに話す。
そこでダヘとドフンの結婚を遅らせるために、ハリュはある提案をする。
<12話>
ダヘとドフンの結婚を遅らせるため、ドギョンと自分は結婚の約束をしている仲だと周知させるハリュ。
それにのっかってドギョンは、弟より先に自分たちが結婚式をあげたいと提案する。
快く結婚を遅らせることに同意したドフンは、さらに親しみを込めてハリュをジェウン兄さんと呼び始める。
しかし、ドギョンの思惑通りにはさせたくないダヘ。
やっとの思いでドフンとの結婚式までこぎつけたダヘだったが、式当日にハリュの操作でパソコンに映った、ウンビョルとハリュと自分の姿を見てショックにより気を失ってしまう。
これにより式は先延ばしになった。
一方、亡きジェウンと付き合っていたスジョンは、ジェウンになりすましていたハリュに段々と違和感を感じるようになってきて・・・。
<13話>
ハリュはダヘに自分の正体を明し、必ず復讐を遂げると通告する。
それを受けてダヘは、ハリュが顧問弁護士にならないよう、財団を自分に任せてほしいとドフンの父であるペク会長に申し出る。
<14話>
ダヘは自らの地位と名声をさらに手に入れるため、財団の理事長になりたいと会長に申し出る。
能力面では申し分ないダヘに、ペク会長は周りの反対を押し切って理事長を任せることに。
<15話>
ドフンはダヘの正体に少しずつ疑いを持ち始める。
それこそがハリュの狙いであり、理事長になるのも阻止しようとしていた。
そして就任式当日、ハリュからダヘへとあるメッセージが送られる。
<16話>
ハリュの思惑通りダヘの理事長就任は無くなり、ダヘはペク会長からひどく注意をされる。
しかしダヘは、今回のことはドギョンに脅されて従うしかなかったと嘘をつき、ペク会長の信頼を取り戻そうとしていた。
<17話>
ペク会長の機嫌が治らないまま、ダヘはさらに先の目標を見据えていた。
財閥の機密書類を秘密裏に持ち出し、ペク会長とつながりのある議員ソク・テイルのもとへ。
書類にはペク会長とソク・テイルの裏取引の録音テープが入っていた。
それを使ってソク・テイルを脅し、自分にそれ相応の地位を渡すよう求めるダヘ。
その後、機密書類を持ち出したことがバレたダヘは、ペク会長に家を追い出されニューヨークに。
その隣には大統領の出馬宣言をするソク・テイルの姿が・・・
<18話>
依然邪魔をしてくるハリュの殺害を再度計画するダヘ。
車に爆弾を仕掛け、ハリュに話がしたいと呼び出すが、なんとそこにはダヘのことを全て知ってしまったドフンの姿があった。
ハリュを殺そうと仕掛けた車だったが、ハリュより先にドアを開けてしまったドフンは爆発に巻き込まれ死んでしまう。
ドフンの死を知ったドギョンはダヘに対し殺意を抱く。
<19話>
ドフンの爆発事件当日のことについてダヘは尋問を受けるが、証拠がないことからハリュの仲間であるサムドは急いで証拠を探すのだった。
しかし、ダヘは全ては自分の義兄がやったことだと供述し逃げおおせる。
<20話>
ダヘの義兄ヤンホンはジェウン殺害を認めたが、ドフン殺害への関与について証拠不十分だったダヘは釈放された。
戻ったダヘは機密文書を持ち出し、家を追い出したペク会長を責め脅す。
機密を漏らさないという約束と引き換えに50億の大金を受け取ったダヘは、ソク・テイルの大統領出馬の手助けをするのだった。
<21話>
ソク・テイルが大統領になれば、自分は大統領夫人になるとハリュに宣言するダヘ。
しかしまだ支持率が低いソク・テイル。ダヘはまずライバルのハン候補にお金で交渉するが、断られてしまう。
様々な計画を企てる中、目をつけたのが討論番組での支持率アップだった。
<22話>
今までやってきた裏工作を使ってソク・テイルを脅し、自分に大統領夫人の地位を与える約束をさせるダヘ。
ダヘの動きのおかげで大統領まで登りつめたソク・テイルは、致し方なくダヘと結婚する。
<23話>
大統領夫人となり様々な活動をしていたダヘだったが、やがて裏工作の噂が広まり世間からも冷たい視線がささる。
そんな中、ダヘの部屋に特捜が入ることになった。
特捜の中にハリュの姿を確認したダヘ。
このままではいけないと、またもや義兄ヤンホンにハリュを殺すように頼むのだった。
<24話>
義兄ヤンホンが役に立たないことに見切りをつけたダヘは、ついに自らハリュとの対決に挑む。
ハリュを部屋に呼び、殺そうとするダヘだったが、銃口を自分に向け全てをハリュになすりつけようとする。
止めに入るハリュだったが、もみ合った末にハリュが撃たれてしまう。
ハリュは最後までダヘに昔のように戻って欲しい一心で、自白して全てを終わらせるよう説得する。
そんなハリュを見て、して来てことに対して悪びれる様子もなく、罪を認め淡々と謝るダヘ。
大統領夫人としての身なりを気にし、内密にハリュを病院へ運ぶ。
しかし、このハリュとの会話は全てサムドとの電話で記者に筒抜けだったのだ。
マスコミに囲まれ大統領夫人の座を追われたダヘ。
義兄ヤンホンは自分を裏切ったダヘを車でひき殺そうとする。
それに気づき、迫り来る車からダヘを庇ったのはなんとハリュだった。
愛と欲望の果てには何が待っているのか・・・