1話
ヤクザの組⻑を殺害した組員のシン・チョルシクを逮捕するため、組⻑の葬式に乗り込むほど熱血なパク・ジョンウは法律事務所からスカウトを受けるほどの優秀な検事。
そんなジョンウは、家庭では、よき夫であり⼦煩悩な父でもあった。
ある⽇、ジョンウは娘の誕⽣⽇を家族3⼈でお祝いをすることに。
朝になり、いつも通り妻と娘の声が聞こえてくるはずだったが、そこは監獄の中だった。
ジョンウは⾝に覚えのない妻と娘の殺害容疑をかけられていたのだった。
その数ヶ月前、チャミョングループの次男、チャ・ミノは、社⻑で双子の兄でもあるチャ・ソノと勘違いされ付き合っていた⼥に怒り、殴り殺してしまう。
凶器として使われたゴルフクラブから、ミノはジョンウによって逮捕されそうになる。
ミノは罪を逃れるため兄を殴り、ソノになりすますことにした。その後、ミノとして病院に運ばれたソノは亡くなってしまう。
亡くなる直前、ソノになりすましていたミノを⾒ながら、「ミノ」と呼んだ声をジョンウは聞き逃さなかった。
ミノとして亡くなったソノを前に泣き崩れているその⼈物こそ、本物のミノではないか。ジョンウは疑いの目をかけ、調査を始めます。
2話
ジョンウは、ソノがミノではないかと疑い捜査する。
ジョンウは、ミノに指紋を取らせたが、指紋を採取した医師は翌⽇交通事故で死んでしまう。
医師に怪しまれたミノが企んだことだった。
指紋の件で納得のいかないジョンウは、ミノの先端恐怖症に⽬をつける。
わざと尖ったものを⾒せられ、動揺するミノ。
そして、4ヶ⽉後。
監獄にいるジョンウは、担当弁護⼠に妻と娘を殺害したことを認めろと⾔われ、つい弁護⼠を殴ってしまう。
ジョンウは、友⼈の検事ジュニョクに妻と娘を探しに⾏かないといけないと泣きながら訴える。
⼀⽅、熱⾎弁護⼠ソ・ウネは、ジョンウを担当する弁護⼠がやめると、⾃分が引き受けると⾔いだした。
かつてウネは、ジョンウと法廷で争い、いつも負けていた相⼿だった。しかし、⾃分の⽗親と同じように濡れ⾐を着せられたジョンウのことを⾒捨てられなかったのだった。
ジョンウは、記憶がないことに苦しんでいた。
3話
4ヶ⽉前。
ジョンウはミノを逮捕するため逮捕状を出していたが、ミノは逃亡。
ジョンウは、ミノの⾝分証明書を⼊⼿し、もう⼀度指紋鑑定をしようとした。
しかしミノは、ジョンウの前で⾃ら指紋を消してしまい、「お前は絶対に俺を捕まえられない」と笑う。
そして、ジョンウに「証明できるならしてみろ」と挑発した。
4ヶ⽉後の現在。
事件の報告書によると、ジスの不倫問題で⾔い争いになったジョンウがジスとハヨンを殺したと記されてあった。
ジョンウは、⾒に覚えのない妻⼦殺⼈事件で、ジュニョクに死刑を求刑されてしまった。
どう考えても愛する妻と⼦供を殺すわけがないと、納得のいかないジョンウ。
ウネはジョンウに⾯会に⾏くが、ジョンウはウネの助けを拒絶する。ジョンウの苦しい叫びに涙するウネ。
その後、ジョンウは脱獄を試みるが、ちょうどそのとき、ジョンウの記憶が戻ったのか確かめにきたミノと出くわし、⼈質にされ、再び独房に⼊れられてしまう。
そんな中、ジョンウは独房で⾃分が掘ったと思われる⽂字を⾒つける。そこにヒントがあるかもしれないと⾃分から記憶を探っていくことに決め、わざと問題を起こし、⽂字のある独房に戻ろうとする。
しかし、別の独房に⼊れられてしまう。
仕方なく自分の⽂字が書いてある独房に⼊れられた他の囚⼈に、なんと書いてあるか聞くが、「⾃分は⽂字が読めない」と教えてもらえずにいた。
その囚⼈とは、かつてジョンウが捕まえたシン・チョルシクだった・・・
4話
裁判第一審の1週間前、ジョンウは裁判の準備をしていた。
しかし、またしてもジョンウは⾒覚えのないタバコの所持で独房に⼊れられてしまう。ミノの仕業だった。
チョルシクは、ジョンウにここから出してくれたら床に書いてあった⽂字を教えると⾔った。
ウネはジョンウに会いに⾏き、ジョンウを説得する。⼼を打たれたジョンウはウネと協⼒し、再度今回の事件に⽴ち向かうことを決意する。
5話
ジョンウは、なんとか独房の落書きの⽂字を知ろうするが、チョンシクはなかなか教えてくれずに交換条件を出してくる。
ジョンウはなんとか条件をクリアし、チョンシクから「16K」という⽂字が書かれていたことを教えてもらう。その数字は娘ハヨンの体重であることを思い出す。
⼀⽅、ミノは、⽗に⾔われるまま参加したフェンシングの試合で、先端恐怖症のため倒れてしまう。⽗は、ミノがソノになりすましていたことに気づいていたのだった。
ミノは間違えてソノとサインしなければいけないところを⾃分の名前を書いてしまい、そのことに検事のドンユンは目をつけていた。
ドンユンがウネにその事実を伝えようとするが交通事故にあい、証拠の書類も何者かに持っていかれてしまう。
6話
事件検証のやり直しのため、ようやく外に出られたジョンウ。ジョンウの無実を信じる義理の⺟親に「絶対に部屋を⽚付けないで欲しい」とメモを渡す。
そんな中、義理の弟テスがトランクを掘り出したが、ハヨンはいなかった。その事実を知ったミノは、テスにハヨンを探すよう命令する。
チェ会⻑の協⼒で家に帰ったジョンウは、妻⼦との思い出に涙する。そして、ビデオカメラのメモリーディスクをどこかに隠したことを思い出す。
⼀⽅、独房に書かれていた⽂字は16Kの他に、「ベルの⾳」「ニモ」だということがわかる。ニモは、ハヨンが飼っていた熱帯⿂の名前だった。
第⼆審が始まり、ジョンウは、検事側が提出した映像をみて、⾃分が殺してしまったんだと認めざるを得なかった。
そしてジョンウの死刑判決が下るが。。。
7話
妻⼦を殺してしまった⾃責の念に苦しむジョンウは⾃殺を試みるが、やったのは⾃分なのに、死ぬことはないという囚⼈ソンギュ。ソンギュは何者なのかと疑い出すジョンウ。
ジョンウは、逮捕された当⽇に娘のハヨンと電話で会話したことを思い出した。そして、ハヨンを助けたかったら⾃⾸してくださいと⾔った声がソンギュのものだったと思い出す。
ジョンウはウネにソンギュのことを調べて欲しいとお願いする。そして、ミノは、ジョンウもソンギュを探していることを知る。
ソンギュはジョンウに⾯会に⾏き、⾃分の告⽩を取り消した。ソンギュが⾞に戻ると、後部座席にはハヨンがいた・・・
8話
ジョンウは、ジスが何者かに刺され倒れている場⾯を思い出した。そして、⿊い靴の男が⾃分の名前を呼んだことを思い出すが、誰なのかまでは思い出せないでいた。
記憶の断⽚が蘇り、ハヨンを助けるために⾃分は殺⼈犯になるしかなかったことを確信する。
⼀⽅、ミノの家に、ある⼥性が訪ねてきた。⾒覚えのないミノ。その⼥性はソノの昔の恋⼈だった。彼⼥もまた、ミノを疑いはじめる。ミノは⾃分のことを疑っている彼⼥を殺してしまう。
ソンギュは、妹の⼿術費を準備してもらう代わりに、ハヨンを始末しろと命令を受けていたのだったのだが、ハヨンを殺すことができなかった。
ジョンウは、ハヨンを探し出すため脱獄を企てる。そして、⿊い男の靴の正体がミノだったことも思い出す・・・
9話
4ヶ⽉前。ミノは、ジョンウを助けてくださいと訴える妻のジスを殺し、ジョンウにその罪をなすりつけたのだった。
ジスは刺されたあと、ビデオカメラの録画ボタンを押した。
そして、ハヨンを助けたかったら、ジスを殺した犯⼈になれとミノに脅されたのだった。
現在。ミノは、ソノの妻が起こした事故の⾝代わりになり、刑務所に収監されジョンウと再会した。
ジョンウは、ミノがジスを刺した証拠の包丁を隠していたことを思い出した。
しかし、ミノには記憶が戻ってないように振る舞い、怒りと憎しみを隠し演技をする。
すべての記憶を取り戻したジョンウの復讐がはじまる・・・
10話
脱獄を計画していたジョンウだったが、ミノがジョンウの記憶が戻ったことを知り、連れ戻されてしまう。
⼀⽅、ソンギュはミノの⼿先に居場所を突き⽌められ、仕⽅なくハヨンを安全な場所へ送ろうとするが、ハヨンはソンギュの元に戻ってくる。
ジョンウは脱獄を諦めていなかった。そして、また記憶を失ったときのために、⾃分が覚えていることをビデオに納めることにした。
ジョンウは果たして脱獄に成功できるのか?無事、娘のハヨンに会えるのか?
11話
ジョンウは病院でハヨンと再会。ソンギュは妹のためとはいえ、ハヨンを拉致したことを謝った。
ジョンウは、ここも危険だと3⼈で逃げることにしたが、ミノと部下に捕まってしまう。
ジョンウは、ソンギュとハヨンを先に逃がしていた。
ジョンウは刑務所に連れ戻され、所⻑に兄のソノを殺したのは弟のミノだと話をした。
そしてジョンウはまたしても脱獄を計画する。囚⼈仲間たちも協⼒してくれ味⽅が増える。
12話
ミノの⺟親までも、ミノがソノになりすましていることに気づいてしまい動揺するミノ。
ジョンウが脱獄しようとしていることに気づいた義理の弟テスに、本当のことを話してくれという。
ここでついに、脱獄が決⾏される。
問題だった最後の扉の鍵は、テスによって開かれた。
果たして無事、脱獄できるのか。
13話
囚⼈仲間と脱獄に成功したジョンウたちは、ウネと合流する。
その頃、ソンギュとハヨンはまたしてもミノの部下に追いかけられていた。
ジョンウは急いでハヨンの元に⾏こうとするがミノの部下の⾞と遭遇し後をつけ、ソンギュとハヨンが捕まりそうになる⼨前のところを助けた。
ソンギュはまたしてもハヨンを連れて逃げる。
ジョンウは、ソンギュに⾃分が脱獄できたことを伝えようと、⾃らの脱獄を世間に明らかにし連絡を待った。
⼀⽅ミノは、ジュニョクに⾃分がハヨンを探し出すから、⾃分がジスを刺した包丁を⾒つけるように命令する。
ソンギュから電話がかかってきて、⼆⼈の居場所がわかったジョンウは、すぐ会いに⾏くが、向かった場所には刺されたソンギュしかいなかった。
そして、ミノから電話がかかってくる・・・
14話
ミノはハヨンを⼈質に、証拠の包丁を持って来いとジョンウを脅す。
その頃、ジュニョクも証拠の包丁の居場所を突き⽌めた。
ジョンウは、事件当⽇ミノがジスを刺した包丁を隠した場所に⾏き、無事証拠品を⼿にするが、そこにジュニョクも現れて・・・
ジョンウは、ハヨンを取り戻すため、証拠の包丁を持ってミノと対峙する。
ハヨンはジョンウの元に戻ってこれるのか?
15話
無事にハヨンを保護したジョンウは愛娘と悲願の再会を果たす。
ジョンウはハヨンを連れて、「娘は⽣きている」といい、マスコミの前で無実を明かすために⾃⾸するという。取り調べを受けたジョンウは、ハヨンを守るために⾃分が犯⼈になるしかなかったと供述する。
そして、ジュニョクがすべてを知っていると話す。
⼀⽅、証拠の包丁は、再審で証拠品として提出される予定だったが、包丁に付いている⾎痕を分析した結果、ジスのものではない。という結果が出てしまい、途方にくれるジョンウ。
ソンギュはハヨンを誘拐したことを自首し、指示を与えていた犯人が別にいることを警察に話す。
⾃⾸したソンギュを⼼配するジョンウだったが、ソンギュはジョンウを信じ、ここを出たらハヨンに会いたいとも⾔った。
そんなソンギュだったが、ミノの部下によって殺されてしまう・・・
16話
ソンギュは⾃殺だと判断されてしまうが、ジョンウや、ウネ、協⼒者のチェ部⻑は、ミノの仕業だとして調査していくことにした。
⼀⽅、ミノは⽗に反抗し、父の不正を公表すると脅すと、会⻑は⼼臓を押さえ倒れ亡き⼈となる。
ジョンウは再審で、無罪になるために、⼼を痛めながらもソンギュの単独犯だったと⾃供した。
2ヶ⽉後、ジョンウは検事として復職した。
ミノは父の死後、会⻑に就任していた。その就任式でミノとジョンウは再会する。ジョンウはその帰り、ジスとソンギュの墓参りをし、真相を明らかにすることを誓った。
そして、チェ部⻑らと⼀緒に本格的に捜査を始めることになった。
17話
ジョンウは、ミノの別荘を家宅捜査することに。
そして、ミノと⼿下のキムソクの取り調べが始まった。調査の休憩時間、ミノはキムソクに⾃分のために犠牲になって欲しいと頼む。
キムソクはすべて⾃分がやったと⾃供する。しかしこれは、ミノの⾃⽩を聞き出すためのジョンウの作戦だった。
ジョンウは、ソノの妻ヨニに会いに⾏き、ミノがソノを殺し⾝代わりとして⽣きていることを証⾔してくれる⼈が必要だと⾔った。それを盗聴していたミノ。
ミノはヨニを連れて逃げようとするが、空港についたジョンウによって捕まえられる。
ジョンウは涙を流しながら、ミノをついに逮捕した。
18話
ついにミノの悪事が暴かれ、犯していた不正の真実がどんどん明らかになっていく。依然として容疑を認めないミノだったが、ジュニョクがくれたジスの録⾳された声を聞かせるジョンウ。
その後、ジョンウは記者会⾒を開き、真実を明らかにした。
ミノはなんとか外に出られないかと精神異常者を装い裁判に挑むが、次々と証⾔者が真実を話す中、証⾔台に上がったソノの妻ヨニの⾔葉に涙する。
そしてジョンウは、ミノに死刑を⾔い渡すのだった。
数ヶ月後、ジョンウはハヨンの手をとって、ジスを想って木を植えた。
熱血漢の検事ジョンウは、以前と変わらずそこにいた。