第1話
医官のウォンは仮病をつかって仕事をサボり、娘ランの治療に没頭。そんな中、中宗の病状が悪化し、危篤状態に。世子のホは王の治療をウォンに命令するが、ウォンは拒否する。
第2話
ソユン派のたくらみで、宮中の東宮殿で火災が発生。ホの部屋にも火の手が及ぶが、診察で訪れていたウォンが間一髪救出する。
娘の結核の治療法が書かれた医書を戻すため禁書庫に入ったウォンは、身を隠していた医女ダインと遭遇。禁書庫に閉じ込められてしまう。翌日、中宗の主治医ドセンの遺体が禁書庫で発見され、ウォンは殺人の濡れ衣を着せられる。
第3話
ウォンはドセン殺人容疑で義禁府(重罪人の取り調べをする官庁)に拘束される。ウォンの取り調べにあたったのは「逮捕王」の異名をとる役人イ・ジョンファン。取り調べが長引いが影響もあり、ランの病状は悪化の一途をたどる。
一方、ダインは長年探していた命の恩人がウォンだと知る。自分が禁書庫で落とした飾り(ノリゲ)が原因でウォンが殺人犯として捕らえられたとわかり、潔白を証明するために義禁府に乗り込む。
第4話
ウォンは義禁府の牢獄で、盗賊の親分ゴチルと出会う。ゴチルを救おうと牢獄に侵入していたゴチルの手下らの力を借り、脱獄に成功。ウォンは自宅からランを連れて逃亡しようとするが、ジョンファンがその後を追う。
ウォンの脱獄を知った世子ホはウォンの救出に乗り出す。
第5話
ダインは事件の再調査を再調査を約束させることに成功する。それを知ったウォンは濡れ衣が晴れるだろうと期待を高め、それからまもなく、ドセンが残した「亀」の字が、「擣藥使令(内医院で薬を調合する役人)」を示していると確信する。
一方、宮殿に侵入した秘密組織・シムゴクチサの首長チョンボンは、数日前にドセンが漢方薬であるサイの角持って帰ったとホに明かす。ホは自身の暗殺未遂の黒幕を明らかにするべく動き出す。
第6話
「亀」がドクパルを指すと信じ、後を追うウォン。そんな中、容体が悪化したゴチルの手下たちに連れられてある村にたどり着く。そこには密かに逃亡していたドクパルの姿があり、臨月である彼の妻は重傷を負っていた。
そのころ、ランの病状を案じたダインは、義父チャン・ホンダルの命令に背き家を脱出。
ソユン派は、ドクパルがウォンに捕らえられたとの知らせを聞き、ウォンを捕らえようと兵を総動員する。
第7話
逃亡していたドクパルを通じ、ドセンの死の真相を知ったウォン。ドクパルは妻を助けてもらった恩義を感じ、ウォンの冤罪を晴らすべくホに全てを話すと約束する。一方、ダインはウォンとホが会う段取りを記した密書をホに渡すことに成功する。
ホの暗殺を計画していた文定王后は、ホが逆党と内通した証拠があることを中宗に告げる。中宗は激怒し、ホに禁足令を言い渡した。
第8話
ウォンは破傷風を患ったドクパルを救おうと、蜂の針で彼の顔を刺し、人相を変えて宮殿に潜入する。
文定王后は、ホらがドクパルを密かに宮殿で治療をしていると知り、ホに激しく詰め寄る。ホは文定王后を「母上」と呼ばず「中殿様」と呼び、文定王后は衝撃を受けて倒れてしまう。
第9話
ウォンは右議政のキム・チヨンから「ドクパルの命と引き換えに娘との逃亡を許す」と告げられる。ウォンの脱出計画を手伝うダインは宮中でランの治療にあたるが、宮殿に入るところを逮捕王ジョンファンに目撃される。文定王后とソユン派は、王后へのホの態度などを問題視することで、中宗の、ホに王位を譲る意思を曲げるよう仕向ける。
第10話
ウォンはドセンが残した「亀」の字がドクパルのことではないと疑う。
そのころ、ダインは東宮殿の医女として配属されるが、文定王后から、養父チャン・ホンダルの命と引き換えにホの毒殺に加担しろと告げられる。
一方、ウォンが真実を明らかにするのをおそれたソユン派はウォンが監獄に移送される途中での暗殺を試みる。
第11話
ウォンはドセンが死ぬ間際に話した「亀」の巨石の下から、ホ毒殺計画の決定的な証拠と陳述書を発見する。
ウォンの逃亡を知ったホはウォンとソユン派が内通していたと確信し、疑心暗鬼に陥っていた。
ドセンの処方箋を手に入れたジョンファンは真実を明らかにするためホを訪ねようとするが、ソユン派の工作で罷免されてしまう。
第12話
ダインがウォンに贈った医書のおかげでランの容体は急速に回復した。
詐欺師マクボンがダインの養父ホンダルに捕らえられたとの知らせを聞いたジョンファンは、マクボンが明(中国)に売られていく姿を目撃する。
そんな中、ホは文定王后の計略を知りつつ、父・中宗の回復を願い雨ごいの行宮を敢行する。秘密結社シムゴクジサの計らいでホは警護された。
ダインはチヨンから、文定王后の親書と共にホを殺害するための毒薬を渡される。
第13話
ダインは、ウォンが捕らえられた小屋に向かったが彼の姿はなく、死んだと思い込んで倒れてしまう。小屋に戻ったウォンはダインを看病し、ダインは意識を取り戻した。
ウォンはジョンファンと共に、ホの暗殺計画についての陳述書を手にしたホンダルを捕まえた。
雨ごいによって民から称賛されたホは、チヨンとホンダルを捕らえ罪を追究し始める。彼らの悪行が明らかになろうとする中、文定王后は証拠がねつ造だと反論する。
第14話
ウォンは「ホンダルを許して命を守る」と記されたホの手紙と引き換えに、暗殺計画の証拠である陳述書を手に入れるが、ダインの心中を思い心を痛める。
一方ジョンファンはホのもとへ向かう途中、ホンダルの養子らに襲われて致命傷を負った。そのころ、明への逃亡計画していたホンダルは文定王后が送った刺客に命を狙われ‥。
第15話
ウォンはホンダルの死で悲しみにくれるダインを優しくなぐさめる。ウォンの、ダインへの思いを知ったソベクは自分の思いが届かないことを知り涙を流した。
致命傷を負っていたジョンファンは、自分の失態を挽回しようと、文定王后の刺客に立ち向かう。
ホは、ウォンが取り戻した陳述書を受け取ろうと画策。宮殿を抜け出すが、約束の場所で出会ったウォンに矢が放たれた。
第16話
ウォンはついに王・中宗に、ホの暗殺計画の黒幕が文定王后であるという陳述書を提出。しかし、中宗は事件の全容が明らかになるまでウォンの身柄を拘束するとした。ウォンはダンとランを連れ、身を隠すことにした。
ジョンファンは王命で、文定王后の弟でユソン派の首領を投獄した。自分に新たな疑惑がかけられていると知ったウォンはホンダルの家の捜索を始めた。
第17話
ついに中宗から無罪を言い渡されたウォン。ダインとランが待つ家に帰り、ジョンファンとも喜びを分かち合う。
一方、ホは文定王后に対し、罪を認めて中宗へ許しを請うよう勧めるが、文定王后は悪あがき。その態度に激怒したことが原因で中宗は命を落としてしまう。文定王后は反乱を企てた幹部の名簿を渡す代わりにウォンを反逆者として殺害することをホに持ちかける。
第18話
ホの即位まで2日。文定王后は宮殿で事件を起こすようユソン派の部下に命令していた。
ホの計らいで宮殿で生活していたランは、右議政チヨンらが、ホとウォンの殺害を計画していると聞いてしまう。
王宮の兵士によって盗賊の村が襲撃され、治療にあたっていたウォン。チヨンを殺害すると息まいていた盗賊ゴチルを引き留めていたが、ダインとランが拉致されたとの情報が入る。
第19話
ホが王・仁宗として即位したことでウォンは罪を赦される。一方、ダインの養父ホンダルがウォンの父親を殺害したことが明らかになり、ウォンはダインに別れを告げる。ウォンの心情を察したダインは、引き留めることができなかった。
文定王后の計画は失敗に終わったが、仁宗のもとへは文定王后を死刑にするべきだとの上訴が相次いでいた。窮地に陥った文定王后はシムゴクチサの首長チョンボンにある提案をする。
そんな中、流刑地に移送中のチヨンの手にかかり、ウォンの妹ウヨンが拉致されてしまう。
第20話
刺客に襲われ、傷ついたジョンファンやソベクの治療に追われていたウォン。自らもけがを負い、限界かと思われた中、仁宗の命を受けたダインがかけつける。
一方、文定王后が仁宗の殺害を再び計画する。仁宗の腹痛の原因が文定王后の陰謀だと察知したウォンは証拠を探し出そうとするが、その動きを見た文定王后はダインの毒殺を画策する。