1話
ロエルデパートの社長を務める御曹司のジュウォンは、事業発展のために政略結婚を考えお見合いを重ねるが、傲慢で愛を信じない性格ゆえに、なかなかうまくいかない。
一方、ハリウッド映画出演を夢見るスタントウーマンのライム。
生活に余裕はく、その身なりや立場から傷つけられることもしばしばだが、韓流スターのオスカーの曲を聴くことで日々癒されている。
ジュウォンのいとこであるオスカーは、別れ話に逆上した共演女優が、暴露会見を画策していると聞き、止めるように権力者のジュウォンに頼む。
デパートの広告塔を無償で引き受けることを条件に手伝うジュウォンだったが、共演女優と同じ衣装を着た代役のライムを間違えて連れてきてしまう。
間違いに気づき、撮影現場に戻る二人だが、ライムは腕にけがをしたまま撮影に臨み、出血と高熱により、意識を失ってしまう。
2話
病院での治療を終え、自宅へと帰るライム。
送っていくとジュウォンはしつこく言うが、ライムの態度はそっけない。
しかし、その途中オスカーに会い、目を輝かせて対応するライムの姿に、ジュウォンはイライラしてしまう。
その日からジュウォンの頭の中からライムが離れなくっていく。
そんなとき、ロエルデパートに勤めるライムのルームメイトのアヨンがクビになる。
社長だとは気づかず、ジュウォンの前で悪口を言ってしまう。
ライムに近づきたいジェウォンは、アヨンを復職させ、代わりに自分を褒めることを要求し、社長であることは秘密にしてほしいとお願いする。
さらに、今まで断っていたデパートでの映画ロケを承諾し、ライムがスタントを務める映画撮影を誘致することに成功する。
3話
ライムは休憩中、ジュウォンから社長室へと食事に誘わるが、ロエルデパートの社長であることを知って騙されていたと感じてしまい、好意を素直に受け入れられない。
一方、未だに元恋人であるスルのことを忘れられないオスカーは、スルが次回作のCM監督だと聞き、思わず動揺してしまう。
スルはジュウォンとの婚約話を進めていたのだった。
そんなとき、ジュウォンが勝手に企画した、抽選で行ける「オスカーとロマンの旅」という企画のポスターを見て激怒する。
以前立て替えた治療費を請求するという口実で、何とかライムと会う機会をつくるジュウォンだが、バッグを買い替えることすらできないライムとの生活格差から口論になり、それ以上進むことができずにいた。
4話
デパートから抽選に当たったと連絡を受けたライムは、景品を取りにデパートへ行く。
景品の掃除機を見て喜ぶライムの姿を見てさらに落胆したジュウォンは、自分と釣り合うレベルになれと、ライムをデパートの高級ブティックへ連れて行き、そこにある服を着るように片っ端から投げつける。
後日、ライムが社長室に置いてきた掃除機をルームメイトのアヨンが持ち帰る。ジュウォンにバカにされたと腹を立てたライムは、ジュウォンの自宅までバイクで返しに行くが、ジュウォンは池に掃除機を投げ捨て、さらにバイクのキーまで池に投げ入れる。その横暴な態度に嫌気がさし、ライムは歩いて帰って行く。
アクションスクールで次回の撮影は済州島ということを聞かされたライムだったが、女には危険だからと、イム監督から同行することを止められていた。
しかしそこでライムは、デパートの「オスカーとロマンの旅」に繰り上げ当選。
偶然にも撮影場所でもある済州島へ向かう。
5話
オスカーとライムがレストランで食事をしようとすると、今日は貸し切りですと断られる。
ライムが済州島に来ることを知っていたジュウォンが、嫌がらせのために既に貸し切りにしていたのだ。
そこへ、オスカーのPVのロケハンをしていたスルに出くわす。
スルは元恋人のオスカーに対し、いずれジュウォンと結婚し家族になるのだからと、和解したい旨を嫌がらせのように伝える。
スルとの結婚話が出ていることを隠していた上、子供のような態度でライムを傷つけていくジュウォン。
それを見て痺れを切らしたオスカーは、ライムを賭けてマウンテンバイクで勝負しようとジュウォンを誘う。
そんなやり取りは知らず、半ば強引にライムも勝負に参加する。
1位で独走してきたジュウォンだったが、無線で女性の悲鳴を聞き、オスカーにゴールテープを切られてしまう。
その悲鳴に驚いた二人はライムを探しに行き、ジュウォンがライムを見つけるが、携帯電話も無線も通じない。
道に迷った二人は、「神秘のガーデン」という怪しい店に入り、店の女主人から帰りに自家製酒をもらって帰ってくる。
6話
お土産の自家製酒を飲んだライムとジュウォンは、翌朝目が覚めると、体が入れ替わっていた。
突然の状況に困惑してしまった二人は、とにかく現状を打破しようと試行錯誤するが、方法が見つからない。
実は迷い込んだ神秘のガーデンには、まだ二人が知らない秘密があった。
体が入れ替わったことで撮影時間に遅れてしまったライムに、イム監督は、撮影隊から離れてロマンの旅を満喫して帰れと言う。
そのことでライム(中身はジュウォン)に、監督が実はライムのことをとても大事に思っているという気持ちがバレてしまう。
一方、スルがPVの監督だとわかりボイコットしたオスカー。
その後、説得に応じて撮影にいやいや臨んだものの、失恋に苦しんでいる芝居ができてないとスルに言われ、頭にきて途中で帰る。
そして夜、一人で部屋にいたライム(中身はジュウォン)は、好奇心からライムの体を見ようとするが、体中傷だらけであることに気づいてしまう。
7話
オスカーの部屋を尋ねたスルはライムを侮辱するが、頭にきたライム(中身はジュウォン)は、逆にスルを言い負かす。
以前ライム(中身はジュウォン)がジュウォンの自宅に行くと、ジュウォンの母が部屋に待っていた。上流階級との付き合いしか認めないジュウォンの母は、帰ってきたライム(中身はジュウォン)を責め、その上部屋から女性の服が見つかったことで同棲も疑われる。
母からの罵倒に、中身が入れ替わっていてよかったとジュウォンはのちにライムに告白する。
今後の生活に支障を来さないよう、二人は対策会議で、お互いの取扱説明書を確認し合う。
翌日、派手なジャージでアクションスクールに行くライム(中身はジュウォン)は、ハリウッド映画のオーディションの話を勝手に断ってしまう。
一方、デパートに出社したジュウォン(中身はライム)の謙虚で庶民的な対応に、従業員一同面食らってしまう。
制作途中のアルバムに盗作疑惑をかけられたオスカーは、ジュウォンの車でスルとの思い出がある海辺のゴルフ場に逃げるが、オスカーの居場所を調べようとするライム(中身はジュウォン)に、車の盗難届を出されてしまう。
8話
警察に捕まったオスカーだったが、自分を振ったスルとまだかかわりを持っているために喧嘩を少しでも長引かせたいと、ライムに手を貸すように頼む。
逆に、ジュウォンに復讐したいときには力を貸すと、ライムの姿をしたジュウォンに約束する。
翌朝、盗作疑惑の曲の音源が流出したという記事が出てしまう。オスカーのマネージャーが流出元を調べていくと、スルの事務所ビルに行きついた。
ある日、ライム(中身はジュウォン)がロエルデパートで服を買い漁っていると、それがジュウォンの母の耳に入る。
息子と別れさせたい母は手切れ金を渡すが、今後定期的にもらえるのかとライム(中身はジュウォン)も引かない。
そんな時、デパートのVIP客が女性従業員にセクハラしたと口論しているところに出くわしたジュウォン(中身はライム)は、我慢できずにVIPの客を殴ってしまう。
9話
ライム(中身はジュウォン)は、社長である立場を考えずに客を殴って警察に捕まったジュウォン(中身はライム)が許せない。
しかし警察を後にすると、雨が降り出し、二人の魂は元の体に戻る。
その後、無事釈放されたジュウォンはライムの家に向かい、体が戻ったらこうしたかったと言って、ライムを抱きしめる。
スルは盗作疑惑について独自に調査を始めるが、翌朝、音源流出と盗作疑惑の記事が新聞紙面に掲載される。事態の収束を考えたスルが事務所へ行くと、オスカーがやって来て、音源流出の犯人扱いされてしまう。
その頃、体が戻り久しぶりにアクションスクールに行ったライムは、ジュウォンの母から手切れ金をもらっていたことを知ると、なぜもらったのかとジュウォンを激しく非難する。
しかし、ジュウォンは母に一泡吹かせてやろうと一日で使い切ってやったのだと豪語し、その態度に落胆するライム。
ジュウォンが今の二人を童話の人魚姫に例え、いつかは醒める夢だと言うが、ライムは、人魚姫は王子が好きだからこそ成り立つ物語であり、自分はジュウォンに好意はないと言い放つ。
10話
ジュウォンは、自分の前でわざといちゃつくライムとオスカーに腹を立てるが、逆にオスカーから、スルとは政略結婚してライムとは火遊びか、と責められてしまう。
そんなとき、オスカーの盗作疑惑の犯人である作曲家が見つかり、謝罪文を掲載するらしいと記者から連絡がくる。
疑惑が晴れたオスカーは、次回作に意欲を燃やす。
ジュウォンは、今はライムが珍しいだけで、飽きるるまでは別れないとオスカーに宣言する。
それからというもの、毎日のように押しかけてくるジュウォンのしつこさに、ライムの心もだんだんほどけていく。
スクール生として時代劇撮影の撮影に参加したジュウォンは、打ち上げでイム監督とどちらがよりライムのことを知っているかの口論になり、記憶をなくすほど酔いつぶれ、二人はライムの家に泊まってしまう。
朝食をとった三人が駐車場に向かうと、そこにはオスカーがいて、ライムはアクションのコーチを依頼される。
11話
ジュウォンは、母に対して、ライムとはただの火遊びだからもし自分が結婚したいと言い出したら全力で止めてほしいと言う。
それに対しライムは、ジュウォンには遊ぶ価値すらないと言い返し、母親のためにも自分に釣り合う女を探すようにと言って、ジュウォンの前から去る。
そのころ、流出音源の作曲家が、以前から目をかけていた歌手テソンであることが判明。
オスカーは会いに行くが、テソンはスルと契約すると言って去る。
ハリウッド映画「ダーク・ブラッド」の日中韓オーディションで絞られた40人の中に、ライムが選ばれる。
イム監督に喜びを伝えに行くと、少し距離を置こうと言われてしまう。
監督の態度を不審に思ったライムは、ジュウォンに何があったのかと聞きに行く。
ある日、ボルダリングの特訓中、ライムは以前から気になっていた済州島での賭けの対象について尋ね、ジュウォンはライム、オスカーは家を賭けていたと知る。
12話
ジュウォンは、自分を愛してくれないなら、自分がライムの人魚姫になると言い出す。
もし反対を押し切って結婚しても幸せは続かない、と言うジュウォンに対し、不幸な結末がわかっていて恋愛を始める女はいないと言うライム。
二人の言い分は平行線だったが、それでも返事を待つと言うジュウォン。
ジュウォンの母は、一族の食事会へスルを呼んで、来年の春にも息子と結婚させたいと紹介する。
はじめまして、以前はファンでした、と含みを持たせた挨拶をするスルに、いたたまれなくなったオスカーは部屋を飛び出す。
母の勝手で家族の前で結婚話が出たことをオスカーに詫びたジュウォンは、一方でスルに対し結婚できないと話すが、スルは聞き入れる気がない。
また、オスカーはライムに最初で最後に愛した人が最大の悪役で帰ってきたとスルについて話す。
一方、最近借金返済の督促がこないことを不審に思ったイム監督は、スクールの負債が半分減っていると報告を受け、ジュウォンが手を回したことを知るが、手助けはいらないと断る。
13話
ワークショップの二日目の朝、冬山に登るイム監督と同行するライムを追うジュウォンだが、途中であきらめ下山してくるのを待っていた。
足をくじいたジュウォンは、歩けないと二人の肩を借りるが、イム監督がおんぶしようとすると、捻挫は治ったと自分で歩き出す。
一方スルは、部下からオスカーの新曲の音源流出の報告を受ける。そこへオスカーが来て、音源流出の件を謝罪する。
先日のジュウォンのけがの一件を耳にしたジュウォンの母は、ライムの自宅まで押し掛け、ライム自身だけでなく親のことまで侮辱する。
そこまで言われて会う価値はない、死んでもジュウォンには会わない、とライムは反論する。
デパートのVIPを迎えたパーティーがジュウォンの自宅で開かれた当日、ジュウォンは母の一件以降連絡が取れないライムにメールを送るが、返信は来ない。
パーティーの様子を外から見ていたライムを偶然見かけたオスカーは、ジュウォンに直接文句を言ってこいと、素敵な魔法をかける。
14話
パーティー会場にドレスアップしたライムが入ってくる。
誓ってジュウォンに会わないとジュウォン母に言ったものの、会いたくて来てしまったというライム。
チークダンスが始まり、やっと心を通い合わせたライムとジュウォンは、何度も唇を重ね合わせる。
オスカーは話をするためスルのもとへ車を走らせた途中、マネージャーから電話が入り、テソンがオスカーの指示で新曲を盗作させたという記事が載ると報告を受ける。
盗作記事の元は、以前オスカーと仕事をした女性で、曲がよくないとCDを投げつけた過去があった。
VIPパーティーで息子とライムがキスをしたことを聞いたジュウォンの母は、ライムと同居するアヨンをクビにする。それを知ったライムは、ジュウォンの実家へ行くと、玄関でジュウォンと出くわす。
突然雨が降り、また二人の魂が入れ替わり、そこへ母が帰ってきて、三人で話すことに。
1日の終わりに、喫茶店で会って情報交換をすることを約束するライムとジュウォン。
1週間は雨が降らない予報で、それぞれの生活を懸命にこなすが…。
15話
長い期間体が入れ替わったせいで、次第にほころびが出始める。
収拾がつかなくなったライムとジュウォンは、オスカーとイム監督に秘密をばらす。
二人の体が入れ替わる原因を探しに、済州島の神秘ガーデンに行ってみたが、何の収穫もなく帰ってくると、ジュウォンの母が来ており、二人はジュウォンの家から追い出され、オスカーの家へと逃げ出す。
そこに、テレビ局のディレクターから電話が来て、オスカーをだました作曲家が複数の歌手から同様の手口でお金を巻き上げていたことを知る。
この一件について、オスカーの元恋人のチェリが協力者として名乗り出てくれた。チェリは、翌日訂正報道を流すことを約束して去る。
そのとき、オスカーはスルに対し、別れた理由に気づいたことを告げ、どれだけスルを傷つけたかを詫びる。
そして、「ダーク・ブラッド」のオーディションが始まる。
16話
ジュウォンとの電話が切れてしまったことが心配なライムは、オーディション会場を後にし、タクシーでロエルデパートに向かう。
ライムが到着すると、ジュウォンが救出され、救急車で病院へ向かうところだった。
回復したジュウォンは、ライムがオーディションを受けなかったことを知り、慌てて会場へ向かうが、すでにオーディションは終了しており、会場は片づけられていた。
落ち込むライムに、何としても受けさせてみると約束するジュウォンは、機会を得るために奔走する。
一時避難していたオスカーの家へ、ライムが荷物を取りに来る。
個別ファンミーティングと言ってお茶を飲みながら話している中で、ライムは、ジュウォンが21歳の時に事故に遭って心に大きな傷を受け、その当時の記憶だけ抜け落ちていることを知る。
盗作の報道が一件落着したと思いきや、次はオスカーとスルの熱愛記事が新聞に載る。
喜ぶオスカーに対し、事実無根だと発表するようにと迫るスル。
そんなスルを公然の場で抱き寄せてしまうオスカー。
一方、ライムが新年のカレンダーの1月8日、陰暦の12月5日に丸を付けたことがどうしても気になるジュウォン。
実は、13年前の同じ日にジュウォンはエレベーター事故に遭っていたのだ。
17話
13年前、火災したビルのエレベーターに閉じ込められていたジュウォンを助けたのはライムの父だった。
ライムは、そこでライムの父がジュウォンの代わりに命を落としていたことを、ジュウォンの母から告げられる。
父の死を無駄にせず、息子と上手に別れるようにと言い残し、ジュウォンの母はライムの家をあとにする。
ライムの様子を不審に思ったジュウォンは、母が絡んでいることを察して実家へ行くが、秘書が会わせてくれないまま時間が過ぎていく。
アクションスクールに「ダーク・ブラッド」の監督から、ライムが合格したと連絡が入る。
実は、以前空港の近くで行なったアクションシーンが、ライムに伏せて行われたオーディションだった。
オーディションの一件を知ったジュウォンの母は、デパートの株主たちを集めて、社長の解任案を議題とした臨時株主総会の招集をかける。
それを知ったライムがジュウォンの母に会いに行くと、そこへジュウォンもやってくる。
ライムは、これから映画の撮影に入るから、恋愛にかまけてはいられないと別れを切り出すが、納得できないジュウォン。
そこでライムは、13年前の事故でジュウォンを救出して殉職した消防士は自分の父だと打ち明ける。
ショックを受けるジュウォンだったが、徐々に事故の記憶を取り戻す。
閉じ込められたエレベーターの中で、ライムの父との約束事があったことをそこで思い出す。
いよいよダーク・ブラッドの撮影が始まる。
撮影は順調に進むが、道路を封鎖されたことに腹を立てた一般人が車で侵入し、それをよけたライムが重傷を負ってしまう。
18話
昨夜のジュウォンの言動がおかしかったことが気になり、ジュウォンに何度も連絡するオスカーだが、電話は留守電につながってしまう。
ライムの病室に駆けつけてみると、事故で意識がない状態のはずのライムの姿も見当たらない。
ジュウォンはライムを連れ、入れ替わるために雨を探しに行っていたのだった。
昏睡状態のまま車内で見つかったライムとジュウォン。
病院に運ばれたあとしばらくして、目を覚ましたジュウォンだったが、中身はライムだった。
ライムがいる病院に息子を入院させておきたくないジュウォンの母は、早く退院の手続きをとるように急かす。
そんな中、お互いを思い合うライムとジュウォンの様子を天界から見ているライムの父。
父はライムとジュウォンの夢の中に現れ、ジュウォンに対し、君は約束以上のことをしてくれたからもう約束は忘れてくれと言い、ライムには俯かずにたくさん愛してもらいなさいと伝える。
翌朝ジュウォン(中身はライム)は、昏睡状態だったライム(中身はジュウォン)と一緒に目を覚ます。
二人はそれぞれの体に戻っていたのだが・・・。
19話
過去の記憶を取り戻したショックから、それ以降の記憶がなくなってしまったジュウォン。
21歳の頃に戻ってしまったジュウォンは、34歳の自分がライムのどこに惚れたのかを確かめたいから一緒に住もうと提案するが、ライムは応じない。
事故で中止になっていた「ダーク・ブラッド」は、香港の女優を起用して撮り直すことになったとイム監督から聞く。
落ち込んで更衣室にいたライムの元へジュウォンが来て、ロッカーの中身について質問する。
ジュウォンに少しずつ、34歳までの記憶が戻っていく。
その頃熱愛記事を見たオスカーの母は怒り、スルを家に呼び出す。
そこへオスカーが来て、自分が一生懸命スルにアタックしているのに嫌われたらどうするんだ、と母親に怒りをぶちまける。
初めはいがみ合っていた母とスルだったが、お酒を飲むうちに次第に打ち解けていく。
書斎にいるジュウォン。本棚から「不思議の国のアリス」にはさまっていた手紙を見つける。
「泡のように消える」と書いてあるその手紙の一節を見て、ライムと出会ったこと、そして事故のことも全て思い出す。
いてもたってもいられなくなり、ライムの元へ車を走らせ、ライムに全てを打ち明ける。
そして、ライムの父の葬儀で見かけた女の子がライムだったことまで思い出す。
二人でライムの父の墓前に行き、ジュウォンは一生ライムを幸せにすると誓う。
20話
愛とはまやかしで、格差婚で先に根を上げるのは相手だ、自分もそれが原因でジュウォンの父と別れることになったのだと話すジュウォンの母。
しかし自分たちは絶対に別れないと返すジュウォン。
何年でも待つから、結婚式には出てほしいと伝えて去る。
翌日、おしゃれをしてくるように言われたライムは、役所に連れて行かれる。
花も結婚指輪も何もないけど、妻になってくれるかと尋ねられ、受け入れるライム。
窓口には証人として、オスカーとスルが待っていた。
夫婦になった二人は、時に喧嘩をしながら、さらに愛を深めていく。
ライムとの結婚で様々な条件を母から出され、たくさんのものを失ったが、ロエルデパートの社長職だけは残ったジュウォン。
そして、結婚してもスタントの仕事を続けるライム。
ラブラブな二人は、三人の子どもを設けたが、ジュウォンの母の参加を待ちながら結婚式は挙げずにいた。
それでも愛し、愛されながら毎日を生きていく。