<1話>朝鮮王朝時代。怪しい毒の力で、王や朝廷を支配していた秘密結社「辺首会」。「辺首会」によって即位した国王にその跡を継ぐ世子のイ・ソンが誕生する。しかし、世継ぎ誕生の喜びもつかの間、辺首会から「誕生祝い」が届けられて・・・。
王は、息子が「辺首会」の操り人形にならぬよう、仮面で素顔を隠し育てることに。
やがて、成長した世子イ・ソンは、自分の仮面の秘密を探る。
<2話>
イ・ソン世子は、なぜ仮面をつけて生きなければいけないのか真相を探るため、仮面を外し王宮を抜け出した。その答えを知っているウボに会うためだったが、素顔で街に出ていると騒動に巻き込まれてしまう。危ういところを、民家の娘カウンに助けてもらった。イ・ソン世子は、身分を隠し「チョンス」と名乗る。偶然出会ったカウンは、会いに行こうとしていたウボの弟子であることを知る。カウンの家に連れて行かれたイ・ソンは、そこで自分と全く同じ名前を与えられた賎民の子、イソンと運命的な出会いを果たす。
<3話>
イソンの父親が水の盗人として捕まり、処刑されてしまう。そんな中、「辺首会」の首領テモクの手下コンによって襲撃されてしまった世子たち。間一髪のところで、味方が現れ難を逃れたが・・・。
<4話>
カウンの父が、「辺首会」の命令により処刑されてしまう。カウンは、居ても立っても居られなくなり止めに入ろうとするが、世子イ・ソンに止められる。そして、カウンの父は処刑され、世子の命令によるものだと伝えられたカウンは世子を憎むようになる。
世子イ・ソンは打ちひしがれ、どうしたら「辺首会」を倒せるのかウボに聞くのだった。
カウンはチョンスを真の世子だとは気づかないまま、世子イ・ソンはイソンに自分の話と「辺首会」について話すことになった。
それを聞いたイソンは、世子の身代わりとして「辺首会」に入会することを決意する。
<5話>
世子の身代わりを寄こされたと知った「辺首会」の首領のテモクによって、国王、母、親衛隊たちは殺されてしまう。世子イ・ソンの命も危うい状況になるが、テモクの孫娘ファグンに気に入られたことにより殺されはせず、死んだように見せる薬を飲まされる。
身代わりをしていたイソンに世子イ・ソンが死んだと亡骸を見せたテモクは、操り人形として国の王になれと命令する。
死んだとされ埋められた世子イ・ソンはその後息を吹き返し、ファグンが掘り返しに来るまでにウボに会いにいく。
<6話>
「辺首会」の首領のテモクによって、操り人形の国王として偽のイソンが王になって5年が経った。王宮では、テモクを恐れてみんな言いなりになっていた。
一方、本物のイ・ソンは、復讐を誓い、機会を伺いながら人脈を増やすために行商人の頭になっていた。そんなイ・ソンの元にカウンが訪ねてくる。カウンは、イ・ソンにかつて出会ったチョンスではないのかと問うが、人違いだと突っぱねられる。
その後イ・ソンはテモクの目的は銅を使った造幣権だということに気がつく。
<7話>
かつて王の臣下であったパク・ムハは、現在のイ・ソン世子の正体を知ることに。そんなパク・ムハに世子イ・ソンは「辺首会」の銅の闇取引に関する自分たちの計画を話し、仲間になることに。
その頃テモクは行商人のトップであるイ・ソンの噂を聞き、会いたいと部下に伝えていた。
<8話>
王宮で、イ・ソンの身代わりに仮面の王となったイソンに気づかずに偶然出くわしたカウン。しかし、カウンと会ったことが辺首会の首領テモクにも伝わり、テモクは警戒する。
一方、「辺首会」の造幣を止めるために銅を奪った世子イ・ソンは、大妃に銅渡す代わりに、ウボを吏曹判書として復職させろと取引をしていた。
<9話>
5年ぶりに、祖父のテモクを訪ねたファグンは、世子を殺すなら自殺すると言い出す。そして、世子イ・ソンに危害を加えないと約束する代わりに、自分が後継者になると持ちかける。
その頃世子は、無事吏曹判書の官職に就いたウボと共に、さらなる仲間を探していた。
<10話>
世子イ・ソンとカウンは改めて再会し、そこでやっとお互いの気持ちを確かめ合う。
カウンは、父の仇を討つために女官になることを決意し王宮に入ることに。
カウンが女官になって戻ってきたことを喜ぶ偽の王イソン。
それを知った大妃は、ある企みによりカウンの父の汚名を注ぐ代わりに大妃の目となり耳となることを誓わせていた。
一方世子イ・ソンと国王となったイソンが顔を合わせることに。イソンはやっと世子イ・ソンが生きていることを知る。しかし、イ・ソンがカウンと想いを通じ合わせていたことを知ったイソンは嫉妬し・・・。
<11話>
大妃は、本物の世子が生存していることを聞かされる。そして、本物の世子こそ、商会の頭領だったことを知り驚く。
その後すぐに大妃に呼ばれ王宮にやってきた世子イ・ソンだったが、飲んだお茶の中に毒が入っていて・・・。
<12話>
世子イ・ソンに毒を盛ったのは大妃だった。
そして、大妃が父の汚名を晴らしてくれると信じていたカウンは落胆する。そのことから偽の王イソンに冷たく接するカウンに、思わずイソン王は、自分がカウンの父を殺したのではないと言ってしまう。
一方、大妃は、辺首会の首領テモクが王の妃選びで実権を奪おうとしていることに焦っていた。そして、世子イ・ソンは再び頭領として大妃の元を訪れ、この前の毒はテモクの仕業だとわざと大妃を疑っていないことを伝える。
辺首会を討つために協力するよう持ちかけたイ・ソンに大妃は合意し・・・。
<13話>
ついに王の妃選びが始まる。お茶点て審査で、カウンが淹れたお茶を飲んだ人々が次々と倒れてしまう。そのお茶には毒が盛られていたのだった。
自らもお茶を飲んだカウンは倒れ、王イソンがカウンの看病をすることに。
世子イ・ソンもカウンが心配で顔を見たいところだが、イソンがいるため中に入ることができない。そんな中、世子イ・ソンは、ファグンが辺首会の首領テサンの後継であることを知り、避けるようになる。
<14話>
王妃の最終候補3人に選ばれてしまったカウン。このままではカウンが側室にさせられてしまう危機に陥る。世子イ・ソンは何とかしてカウンを王宮の外に連れ出す方法を探そうとする。その夜、カウンが側室にならぬよう連れ去りに行くと決意。カウンは世子が待つ場所に向かってる先で、兵士に見つかってしまい・・・。
<15話>
カウンは、辺首会に拉致されてしまう。テモクから、カウンを救いたかったら、一人で来いと言われる世子イ・ソン。しかし、周りからは反対される。テモクによって殺されてしまう可能性があるからだ。しかし、「愛する女1人も守れない男が朝鮮の万民を守れるか」と言い、テモクの元へ乗り込んでいく。
<16話>
イ・ソンは愛するカウンを救うためテモクの元に向かったが、大量の毒を飲まされて動けなくなってしまう。また王宮では、辺首会に楯突いていた者たちがケシ花酒を飲まされ、一気に勢いづくテモクたち。そして、大妃は幽閉されてしまう。
一方、王イソンは、世子が亡くなったと思い、本物の王として振る舞い始める。世子イ・ソンとチャウンが死んだと聞かされたウボは命を狙われて・・・。
<17話>
ファグンのおかげで、ケシ畑から子供達を助け一緒に逃げる世子イ・ソン。テモクは、辺首会にとって大事な花畑をファグンが焼いたことを知り激怒。例え孫娘だろうと裏切り者は許さないとファグンを・・・。
ウボは、世子イ・ソンにいよいよ王宮に戻ってテモクと対決すべきだと訴えるが、「自分には王になる資格がない」と言い始める。
<18話>
王宮では、辺首会に少しでも逆らうものは片っ端から消され、辺首会の世の中が作られようとしていた。一方カウンは王妃に選ばれ、王イソンに抗議するが・・・。
世子イ・ソンは、いよいよ辺首会の首領テモクを倒すことを決意する。
<19話>
王宮では、王イソンと、世子イ・ソンの二人の「仮面の王」を前に、どちらが本物の王か重臣の前で証明することに。二人は、それぞれ自分が本物の王であることを証明しようとするが、決着がつかない。そこで、二人の仮面を外すことを提案する。本物の王の素顔を知る者はいないが、偽物の顔なら分かるかもしれないと話し、ついに二人は仮面を外し・・・。
<20話(最終回)>
対決の結果、世子イ・ソンが王として判断された。無事王座に復帰したイ・ソンは打倒テモクのためまず解毒薬を作らなけれないけなかったが、どうしても作り方が分からずにいた。
試行錯誤でようやくウボが解毒剤を完成させたが、重臣たちは信用せず飲もうとしない。
すると、カウンが解毒剤を飲み、証明しようとして・・・。
果たして、カウンは大丈夫だったのか?王イ・ソンとテモクの結末はいかに?